本市の水産業は、筑後川河川敷に設置した千歳漁港を拠点に、有明海を利用したのり養殖が中心であり、全国有数の「のり」の産地となっていますが、近年、有明海の自然環境等の変化により生産量は減少し、経営の悪化をもたらしています。
このため、漁場環境や漁業構造の改善および生産現場の環境保全を行い、生産コストの削減、労働力の軽減などにより生産者の経営安定を目指します。
ノリの採苗・育苗期におけるクリークからの落水並びに風倒木、水草等の流出防止について
有明海の主幹漁業であるノリ養殖は、10月以降に適宜採苗が行われます。
特に10月から11月にかけては、その年の作柄に大きな影響を及ぼす採苗・育苗期でありますが、大雨による流木やゴミ等が河川・クリーク等に漂着しており、漁場への流出が懸念されてるところです。
また、この時期は稲刈前の落水期でもあることから、下記についてご留意願います。
1.農業用水路、クリーク等の落水については、ノリ採苗・育苗期(10月中旬~11月中下旬)に集中して行われないよう排水樋門の計画的分散放流等の対策を講じていただきたい。
2.水草及び廃棄物(ゴミ・枯れ草類)の流出防止並びに堤防河川敷で定期的に刈り取られる、葦等の流出防止に万全の対策を講じていただきたい。
以上、ご協力よろしくお願いします。
神埼市、神埼市土地改良区、佐賀東部土地改良区
問い合わせ
農林水産課 農業水産振興係電話:0952-37-0117