あなたは大丈夫?「多剤服用(ポリファーマシー)」
近年、多剤服用(ポリファーマシー)によって、副作用や薬物有害事象をはじめとして、さまざまな問題が起きています。
例えば、持病があり毎月内科を受診している人が、同じ月に眼科や整形外科に行き、それぞれで薬をもらい、さらに市販薬を購入した場合、もらい過ぎの意識はなくても多剤服用状態になってしまいます。
また、異なる医療機関から同じ薬効の薬が重複して処方されている場合は、重複服薬の問題もあるので注意が必要です。
現在多くの薬の処方がある方へ
適切な服薬を続けることは、病気の悪化を防ぎ、健康状態の維持向上にとても大切です。
薬が多いからといって、すべての治療が悪いわけではありません。
しかし、薬が多すぎると健康に影響が出ることもあります。
影響(1) 一般的に6種類以上の薬を服用すると、飲み合わせが悪い薬の服用や健康へのリスクが高まると言われています
※各医療機関があなたが飲んでいいるすべてのお薬を把握していない場合に起きることがあります
影響(2) ふらつき転倒のリスクが高くなります
影響(3) どの薬が何の作用かわからなくなり、薬の飲み忘れが増えます
薬のもらいすぎを防ぐために
お薬手帳の活用
〇病歴や薬による副作用歴、アレルギーの有無などの基本情報を書いておく
〇用量を間違えたり、飲み忘れたり、市販薬を飲んだことなど気になることをその都度メモしておく
〇お薬手帳を1冊にまとめることで、複数の医師や薬剤師が服薬状況を確認でき、薬の重複や飲み合わせなどの確認ができる
かかりつけ薬局をもちましょう
かかりつけ薬局をもつことで、薬剤師が日ごろからみなさんの薬歴や体質などを把握したうえで、薬の使い方や疑問に答えてくれます
※その他、むやみに薬を欲しがらないこと、勝手に薬をやめないこと、重複受診を控えることなども大切です
問い合わせ
市民課 国保医療係電話:0952-37-0115