今年3月、東京都でハチミツの摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例がありました。
乳児ボツリヌス症とは
原因食品と共に体内に摂取されたボツリヌス菌の芽胞(植物に例えると種子の様な耐久型の菌の状態)が乳児の腸管内で毒素を産生し発症する。
症状
頑固な便秘、吸乳力の低下、泣き声が弱くなる、顔面無表情、全身の筋力低下等。
重症では、呼吸困難。通常、嘔吐下痢は見られない。
原因食品
主な原因食品はハチミツであり、ハチミツ以外、原因食品が確認された事例はほとんどない。
予防方法
1 歳未満の乳児には、ハチミツを食べさせないこと。(ハチミツを使用したお菓子の場合、菌が腸内に到達する確率は低いですが、離乳が完了して腸内環境が整うまでは、与えることを避けましょう)
※ハチミツ自体はリスクの高い食品ではありません。1歳以上の方が摂取しても、本症の発生はありません。
問い合わせ
健康増進課 母子保健係電話:0952-51-1234