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お知らせ・話題 NEWS
友好のあゆみ (1936年、1996年、2014年、2015年、2016年)
フランス・ボークール市
資料 リンク集
コラム連載中!
神埼市の友好姉妹都市
友好姉妹都市盟約の経緯
1936年(昭和11年)、パリー東京間の懸賞飛行に挑戦していたフランス・ボークール市出身の冒険飛行家、アンドレ・ジャピー氏は、悪天候のため、脊振山に墜落・遭難しました。旧脊振村(現神埼市)住民らの懸命な救助活動の結果、ジャピー氏は一命を取りとめました。この人道的な出来事をきっかけに、脊振村とフランス共和国ボークール市は、その救出から60年後の1996年に記念行事を脊振村で開催し、友好姉妹都市提携を盟約しました。
神埼市庁舎前の友好姉妹都市表示板
ボークール市の街並み
お知らせ・話題 NEWS
2019年1月28日 トマ・ビエトリ ボークール市長からお礼の手紙が届きました
ボークール市の壁画プロジェクトへの神埼市民の寄附に対して、トマ・ビエトリ ボークール市長からお礼の手紙が届きました。プロジェクトに参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました。壁画や寄附贈呈式の様子は、10月9日のお知らせ・話題に写真を掲載しています。
2018年11月24日 元気かんざき市民交流祭で姉妹都市交流のブースを出展しました
今年は、神埼市代表団のボークール市訪問事業とボークール市のコードロン・シムーン機模型作成プロジェクトをメインに展示しました。子どもから大人までたくさんの方がブースに立ち寄られ、ボークール市からの贈り物などを手にとり、身近に両市の交流を感じていただく機会となりました。今年は、姉妹都市クイズをクロスワードパズルにリニューアルし、みなさん楽しんで挑戦されていました。
姉妹都市クイズに挑戦する小学生たち
コードロン・シムーン機模型作成プロジェクトの展示
2018年10月9日 ボークール市で、再生された壁画の落成式が行われました
ボークール市では、市中心部の再活性化の一環として、古くなった壁画の再生プロジェクトが行われました。新しい壁画には、アンドレ・ジャピー氏のほか、日本とフランスの友好を示す両国の国旗や脊振山も描かれています。10月9日にボークール市で壁画の落成式が行われ、国際交流事業でボークール市を訪問中の神埼市代表団が、寄附の贈呈式に参加しました。
壁画落成式・寄附贈呈式の様子、トマ・ビエトリ市長(左)、田中信博副市長(右)
完成した壁画
コードロン・シムーン機(左)、脊振山(中央)、両国の国旗(右)
アンドレ・ジャピー氏
2018年10月4日 シムーン機の模型を組み立てました
ボークール市で、「コードロン・シムーン機模型作成プロジェクト」が実施されました。シムーン機の模型は手作りで、アンドレ・ジャピー氏が乗っていた機体の43分の1の大きさです。8月に神埼市にも贈られ、10月4日に脊振小学校の6年生が組み立て作業を行いました。作業の様子は神埼市PR番組「よかね神埼10月放送分」で放映し、模型は11月24日開催の市民交流祭姉妹都市交流ブースで展示します。模型制作の様子は、このホームページ内の「お知らせ・話題 2018年5月7日」や連載コラム「フランスの風 vol.6」で見ることができます。
コードロン・シムーン機の模型
脊振小学校での組み立ての様子
2018年6月29日 脊振小学校とボークール市サントルA小学校のスカイプ交流
脊振小学校の6年生とボークール市のサントルA小学校CM2クラスが、インターネット電話サービス(スカイプ)で交流。画面越しに両市の児童が、学校紹介・自己紹介・3つの質問を行いました。時差の関係で、約20分間と短い時間でしたが、学校生活・流行・夏休み・サッカーのワールドカップなどさまざまな話題について言葉を交わし、「緊張したけど、楽しかった。また話したい。」と嬉しそうなみなさんの笑顔が印象的でした。
交流の動画「よかね神埼 平成30年7月放送分」(外部リンク、該当コーナーは5:18~)
https://www.youtube.com/watch?v=vHOeeXP1B3s
脊振小学校6年生のクラス
電子黒板を利用したスカイプ交流
ボークール市サントルA小学校CM2クラス
2018年5月7日 ボークール市のコードロン・シムーン機模型作成プロジェクト
ボークール市で姉妹都市交流を担当する、フランシス・クルト議員が中心となり、「コードロン・シムーン機模型作成プロジェクト」が行われています。クルト議員が設計図を元に木材を加工、市内の小学生が塗装を行いました。
サントルA小学校で指導を行う、フランシス・クルト議員(左)
シムーン機の模型を赤色に塗装する児童たち
2017年10月14日 ボークール市の新しい市長についてお知らせします
2017年10月14日、セドリック・ペラン氏が市長を退任、新しくトマ・ビエトリ氏がボークール市長に就任されました。この選挙は、フランスの法律改正により市長と国会議員の兼務が禁止され、ペラン氏が国会議員職の継続を選択したために行われました。
前市長セドリック・ペラン氏(左)、新市長トマ・ビエトリ氏(右)
ボークール市議会のメンバー
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2017年11月11日元気かんざき市民交流祭で、姉妹都市交流ブースを設置しました
ボークール市からの記念品展示や劇「アンドレ・ジャピーの旅」のビデオ上映
ジャピー機の翼(実物)や当時の新聞記事などを展示
2017年6月 ボークール市でアンドレ・ジャピー氏に関する劇が開催されました
ボークール市内の小学校と音楽院が合同で開催した劇「アンドレ・ジャピーの旅」
ジャピー家の時計工場の様子を再現した小学生たち
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友好のあゆみ HISTORY
冒険飛行家 アンドレ・ジャピー(1904-1974)
1904年フランス・ボークール市生まれ。ボークール市繁栄の礎を築いた名家ジャピー家出身。28歳でパイロットの免許を取得後は、自作の飛行機で世界各地への飛行に挑戦し、「空の英雄」と呼ばれていました。
1930年代は、「星の王子さま」の著者として有名なサン・テグジュペリやフランス人女性飛行家マリーズ・イルズらの挑戦者たちが、「より速く」「より遠くへ」と競って大空に飛び立ち、新記録を目指した冒険飛行の時代でした。
愛機コードロン・シムーン機とアンドレ・ジャピー氏
1936年
1936年「パリー東京間のレース」に挑戦したジャピー氏
1936年(昭和11年)11月15日、32歳のジャピー氏は、パリー東京間100時間の懸賞飛行に挑戦するため、パリ郊外にあるブルジェ空港を出発しました。燃料補給のため、ダマスカス・カラチ・アラハバッド・ハノイ・香港に立ち寄り、東京を目指していましたが、ゴールまであと900キロメートルというところで、脊振山上空の悪天候に見舞われ、墜落・遭難してしまいました。
旧脊振村住民による、ジャピー氏救出
異変に気付いた旧脊振村(現神埼市)の住民が消防団に連絡し、かけつけた消防団員は、大破した機体と操縦席でパラシュートを背負い全身血まみれになったジャピー氏を発見しました。住民の懸命な救助活動と、久保山診療所牛島医師らの適切な応急手当により、ジャピー氏は左大腿骨骨折などの重傷を負いながらも、九死に一生を得ました。
重傷を負ったジャピー氏を救出する旧脊振村住民
1996年
1996年友好姉妹都市提携の盟約
1996年(平成8年)10月27日旧脊振村(現神埼市)で「アンドレ・ジャピー機遭難60周年記念行事」が開催されました。式典の中では、友好姉妹都市提携の盟約や記念品の贈呈などが行われ、ジャン・マイヤール ボークール町長をはじめ、通訳のカトリック教会神父ピエール・フラマン氏、その他友好姉妹都市提携に尽力した村民、佐賀県、村議会、区長会、学校など多数の関係者が参加されました。
ジャピー氏を救出した消防団員
友好姉妹都市提携盟約書
2014年
2014年「ボークール市代表団が神埼市を訪問」
セドリック・ペラン前市長をはじめとするボークール市代表団とジャピー家親族が、10月28日から11月4日に来日されました。10月28日には、第4回日仏自治体交流会議(高松市)が開催され、松本市長・ペラン前市長が出席しました。神埼市滞在中は、脊振中学校の生徒による「アンドレ・ジャピー氏救出劇」や軽井沢朗読館主催の「アンドレの翼」朗読公演鑑賞、神埼市主催の歓迎レセプション、脊振小学校視察、佐賀県知事へ表敬訪問 、「ジャピー氏遭難の地」訪問、習遊館(旧久保山分校)での市民交流、神埼警察署と消防署訪問などが行われました。
左下より松本市長、ペラン前市長、ベス副市長、田中副市長
神埼消防署を見学するボークール市代表団
2015年
2015年「神埼市代表団がボークール市を訪問」
ボークール市からの招聘を受け、松本茂幸神埼市長をはじめとする代表団6名が、神埼市となってはじめてボークール市を訪問しました。市民を交えた姉妹都市に関する意見交流会や「脊振・神埼ロータリー」と「日仏友好の道」の表示板除幕式などが行われました。
「日仏友好の道」表示板除幕式の様子
ボークール市の小学生より手作りの紙芝居を贈呈
2016年
2016年「友好姉妹都市提携20周年・アンドレ・ジャピー氏救出80周年記念式典」
神埼市・ボークール市友好姉妹都市提携から20周年と、旧脊振村住民によるフランス・ボークール出身の冒険飛行家アンドレ・ジャピー氏の飛行機墜落事故救出から80周年を記念して、10月22日に脊振勤労者体育館で記念式典が開催されました。ボークール市代表団、ジャピー家親族、コードロン・シムーン機復元協会などが神埼市を訪れ、記念式典のほか、救出地訪問、住民交流、学校訪問、市内視察などの交流を行いました。
脊振勤労者体育館で開催された記念式典
神埼市庁舎前で行われた友好姉妹都市表示板除幕式
脊振小学校での給食交流
フランス共和国 ボークール市 FRANCE BEAUCOURT
ボークール市(フランス共和国)
~フランス東部・スイス国境に面し、2つの山脈に囲まれた自然豊かな街~
ボークール市の概要
ボークール市は、フランス東部、ブルゴーニュ・フランシュコンテ地域圏・テリトワール・ド・ベルフォール県にあります。ジュラ山脈とヴォージュ山脈に囲まれた自然豊かな街です。ジュラ山脈の峰のひとつである、グラモン山脈の中心にあり、標高は440メートル、面積は4.94平方キロメートル、人口は約5,100人です。スイスの国境まで約10キロメートルで、ドイツの国境までは60キロメートルです。ボークール市から10キロメートルのところに、TGV(高速列車)の駅があり、パリまで2時間15分、リヨンまで2時間で行くことができます。また、高速道路A36にほど近く、フランスだけでなく、スイス、ドイツの都市とも結ばれています。
ボークール市の街並み
地方の名産品としては、熟成チーズの「コンテチーズ」、燻製風味のある「モルトーソーセージ」、高原地帯ジュラ地方で産まれた個性的な「ジュラのワイン」などがあります。
ジュラのワインとコンテチーズ
現在、アンドレ・ジャピー氏の生家「シャトー・フェルナン・ジャピー」は改修され、宿泊可能な施設に生まれ変わりました。
シャトー・フェルナン・ジャピー
ボークール市繁栄の礎を築いた名家ジャピー家
アンドレ・ジャピー氏は、ボークール市繁栄の礎を築いた名家ジャピー家の出身です。1777年にボークール市に時計工場を創立したフレデリック・ジャピー氏は、フランス時計産業の先駆者的存在で、その後ジャピー社はタイプライター・ホーロー製品などを製造し、ボークール市の地域の発展に大きく貢献しました。現在ジャピー社は解体されていますが、ブランドを受け継いだ高級調理器具メーカーのクリステル社は、フランスの国家遺産的企業となっています。
時計産業で始まったジャピー社
資料 DOCUMENTS
姉妹都市交流ガイドブック
※ファイルのサイズが大きいため、表示・ダウンロードされる場合はご注意ください(4.66MB)
市報特集ページ
市報かんざき2016.10月号(PDFファイル:836.8KB)
市報かんざき2016.12月号(PDFファイル:727.5KB)
動画の紹介
2016年10月22日に、脊振勤労者体育館で開催された「友好姉妹都市提携20周年・アンドレ・ジャピー氏救出80周年記念式典」の様子や学校訪問・住民交流などの一部を動画(3分42秒)でご紹介しています。
動画「2016年 ボークール市代表団神埼市訪問」(wmvファイル:37.1MB, 3分42秒)
※ファイルのサイズが大きいため、再生される場合はご注意ください
※ボリュームをONにしている場合は、音楽が流れます。音量にご注意ください
~♪♪神埼市イメージソング「MY DEAR神埼(インストロメンタルver.)」♪♪~
リンク集 LINKS
ボークール市公式ホームページ
クレアパリ(一般財団法人 自治体国際化協会 パリ事務所)
ニューズレター『エクレア』
「é-CLAIR/La lettre de CLAIR Paris 95号」3ページ目(外部リンク、フランス語、PDF1.79MB)
連載コラム「フランスの風」 COLUMNS
市報かんざきに掲載のコラムです。姉妹都市交流やフランス・ボークール市の文化・伝統などを紹介しています。実際の市報掲載ページは2色刷りですが、こちらではカラー版でご紹介しています。
vol,1「神埼市とボークール市」
vol,2「時計とジャピー家の歴史」
vol,3「ボークール市の学校」
vol,4「ボークール市のグルメ」
vol,5「シャトー・フェルナン・ジャピー」
vol, 6「アンドレ・ジャピーとコードロン・シムーン機」
vol, 7「ボークール市のル・コック・ジャピー」
在日フランス大使館、一般財団法人 自治体国際化協会パリ事務所、一般財団法人 日本航空協会、ボークール市
問い合わせ
総合政策課 企画係電話:0952-37-0102