市では、本庁舎、脊振庁舎、脊振公民館および脊振診療所が老朽化しており、新たな施設の建設が喫緊の課題となっています。
このことから、建設に関する重要事項について、調査検討を行うため、本年5月に庁内に「神埼市本庁舎等建設庁内検討委員会」を設置しました。
本庁舎等の概要
本庁舎
建築年:昭和46年
構 造:鉄筋コンクリート造3階建
延べ床面積:3,181平方メートル
※平成13年、南新館を別棟に建設、425平方メートル
脊振庁舎
建築年:昭和33年
構 造:鉄筋コンクリート造3階建
延べ床面積:1,423平方メートル
※平成9年、一部増築
脊振公民館
建築年:昭和49年
構 造:鉄筋コンクリート造2階建
延べ床面積:665平方メートル
脊振診療所
建築年:昭和54年
構 造:鉄筋コンクリート造3階建
延べ床面積:698平方メートル
本庁舎の現状と課題
現在、本庁舎は、来庁者への対応や建物の老朽化・耐震化・狭あい化などの問題から、次のような課題を抱えています。
来庁者への対応について
- 構造上、階段や段差が多く、エレベータの設置など、バリアフリー化への対応が十分に行えない状況にあります。
- 本庁舎の増改築や南新館の建設により、配置が分かりづらく、動線も悪いため、不便をかけています。
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- 敷地の問題から、駐車場が狭い状況となっています。
- 議会棟や教育委員会などが千代田庁舎に配置され、行政機能を分散しているため、知らずに来庁された方に迷惑をおかけしています。
建物の課題について
- 新耐震基準(昭和56年)を満たしていないため、地震にぜい弱な構造となっています。
- 浸水想定高よりも低い箇所に電気室や機械室が配置してあり、水害にぜい弱な状況となっています。
- 老朽化に伴うひび割れなどの発生や外壁のはく離が目立っており、その対策が求められます。
- 狭あい化に伴い会議室の不足が常態化しており、その対策が求められます。
脊振庁舎等について
脊振庁舎、脊振公民館、脊振診療所についても、建替えは、時代に合った地域づくりや暮らしを守るという観点からも、その拠点施設として、必要不可欠だと考えています。
そのため、本庁舎と並行して、検討を進めています。
今後の予定
市では、「神埼市本庁舎等建設庁内検討委員会」で、本庁舎と脊振庁舎等について、前述した課題を洗い出し、改築や建替え、総事業費や財源、建設候補地、規模や配置、スケジュールなど、さまざまな検討を行っていきます。
検討の結果については、議会での協議を踏まえ、今年度中に、それぞれ「基本構想(案)」として、取りまとめたいと考えています。
基本構想を策定した後は、次のステップとして、建物の全体的なイメージを示すことのできる「基本設計(案)」を策定して、市民のみなさんからパブリックコメントなどで、ご意見を賜りたいと考えていますので、ご協力をお願いします。
問い合わせ
庁舎整備1係電話:0952-37-0011