熱中症による
脱 水 + 蜂刺され のダブルパンチ
→ アナフィラキシーショックを起こし易い
連日猛暑が続いています。特に今年は厳しい暑さとなっており、熱中症への厳重な警戒が必要となります。
また、この時期に急激に増えるのが、蜂に刺されたことにより起こるアナフィラキシー※1です。
蜂の巣が最も発達する7月から10月は一番危険な時期とされます。
※1 原因物質が体内に入ることで数分から数時間以内に全身に現れる急性の激しいアレルギー反応です。
血圧の低下や意識障害を引き起こし、ショック状態に至ったり、死につながることもあります。
蜂に刺されたら
ショック状態に陥ってしまってからでは遅いので、以下の処置を早急に行ってください。
【初めて刺された人】 → 蜂に刺されたらすぐ病院!
初めてであっても、病院を受診し、対処薬の処方を受けてください。
【エピペン(アドレナリン自己注射薬)※2をお持ちの方】
※2 蜂に刺されたことがある方や林業等の、蜂に遭遇し易い職業に従事されている方には
処方をされていることがあります。
1. エピペンを注射する
蜂の毒針が刺さっている場合は取り除き、自分の太ももの前外側に注射をしてください。
2. 救急車を呼ぶ
救急車に連絡してください。もし自分1人で連絡ができない場合は助けを呼びましょう。
3. 安静にする
救急車等が到着するまで、ショック体位(足側を15~30センチメートルほど高くする姿勢)で安静にしていてください。
嘔吐してもいいように顔は横に向けるようにしましょう。
蜂に刺されないために
攻撃性が高くなっているので、できるだけ蜂に刺激を与えないことがポイントになってきます。
特に以下のことは気をつけましょう!
- 蜂が、いそうな場所にはできるだけ近づかず、見かけても振り払わない。
- 蜂が近く来た時も、背を向けて慌てて逃げるのではなく、できるだけ姿勢を低くして動かない。その後、そのまま静かにゆっくりとその場を立ち去る。
- 万が一に備えて、小型のスプレー式殺虫剤を携行する。
- 黒色等の色の濃い衣類や小物を身につけないようにする。
- 香りの強い香水や整髪料をつけたり、飲みかけのジュースを近くに置いたりしない。
熱中症の予防の為、夏は敢えて「塩分」も摂りましょう
人間は、暑いと汗をかきます。それは、汗をかいて体温を下げるためです。
汗は、蒸発する時に、体から熱を奪ってくれます。
高温時には、主にこの汗の蒸発による「気化熱」が体温を下げる働きをしています。
ただ、汗をかくと、水分や塩分が体の外に出てしまい、体内の水分や塩分が不足します。
このことで血液の流れが悪くなり、いわゆる「脱水」の状態になってしまいます。
したがって、適切な水分・塩分の補給がとても重要になります。
◎詳しくは下記のチラシもご覧ください
熱中症と蜂にご注意ください!【 PDFファイル:308 KB 】
問い合わせ
健康増進課 健康増進係電話:0952-51-1234