市民の皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
7月9日、10日にわたる線状降水帯の発生は、この神埼市にも大きな爪痕を残しました。被害に遭われた方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。脊振の伊福雨量観測所では5時間で268㎜の雨を記録しました。城原川の最高水位も5.54mに達し氾濫危険水位をはるかに越えました。7月8日に大雨による災害発生の恐れがあるため早期避難所を開設し、その後、川の氾濫、破堤、千代田町の低平地の浸水、中山間地域の土砂災害等を危惧し、警戒レベル4の避難指示を発令し、排水ポンプ車4台を配備するなど対応を図りました。
予想外だったのは馬場川、三本松川の氾濫でした。これまでにない浸水をしました。対策が急がれます。
また、予想をはるかに超えたのが脊振町の被害でした。神埼町仁比山から脊振町広滝までの県道三瀬神埼線沿いでは、城原川の洪水により道路側面が削り取られており5カ所で片側交互通行となっています。かつてない被害状況です。町内の道路、農道、林道の被害も大小合わせて500カ所以上で発生しています。すぐさま対策会議を開き、その対応に乗り出しました。
最近の大きな自然災害の頻発化や温暖化は、全国的・地球的規模で至る所で起こっています。これまでの人間の仕業が地球を怒らせているようにも感じます。喫緊の課題として一刻も早く対応を実現しなければ、将来の人類が地球で住めなくなるかもしれませんね。
さて、学校では夏休みに入り、まもなくお盆が訪れます。暑い中、人の移動も多くなってきます。
コロナ感染、熱中症等には十分留意され、何かと慌ただしい日々が続くかと思いますが、暑さを乗り切ってください。
▲脊振町東鹿路地区の被害状況
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